kainownの絵について思うこと

色んな発見を書き留めておく

3回目の商業イラストを描かせて頂いた話

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またのお越しをお待ちしております


ロスターズ所属VTunber、アルランディスさんの歌ってみたのイラストを担当させて頂きました。

www.youtube.com

実は「め組のひと」と「Kissして」も担当させてもらってます。

【デビュー1周年記念】め組のひと/アルランディス【歌ってみた】 - YouTube

 

【歌ってみた】KISSして - 福山雅治Cover.Ver -【アルランディス/ホロスターズ】 - YouTube


アルランディスさんに依頼を頂いたときは毎回、こんな話も聞きたい人いるかもな~と思ってブログを更新してますが、今回で3回目です。すごく嬉しい。

アルランディスさんへの思いみたいなのは前回から全く変わってなく、恩人だと思っていて。
ある種のラブレターをおじさんがバーチャルおじさんに何回も書くのはハズカシイので今回はちょっと違う感じで、この絵で挑戦したことを語ってみようと思います。

おじさんがバーチャルおじさんに書いたラブレターを読んでみたい人は前回の記事、前々回の記事を読んでください。

kainown.hatenablog.com

 

kainown.hatenablog.com

 

 

 

 

 


今回の絵のオーダーは「イタリアンのシェフになったアルランディスさんがカッコ良く盛りつけている絵」だったので、
シェフという職業をよく理解することが必須でした。

そもそも飲食店でバイトもしたことがない僕は、何をモチベーションにシェフ達が働いているのか想像も出来ませんでした。


そこで色々なイタリアンシェフの動画を見たり、バンビーノ!を全部読んでみたり、
食戟のソーマを全部読んでみたり、二ツ星の料理人という映画を見てみたり、
バンビーノ!のドラマを見てみたり、実際にイタリアンにも2回ほど食べに行きました。

 

毎回絵を描く前に、僕が絵を描いて表現したいことは何なのか
そもそもアルランディスさんはどんな絵を欲しているのか
そのへんをめちゃくちゃいっぱい考えるんですけど、今回はそこの勉強だけでも1週間以上かけました。

 

 

僕のイラスト人生で過去最高に勉強したおかげで、イタリアンのシェフという概念がなんとなく理解出来た気がしました。
シェフという生き方そのものをカッコイイな、と素直に思えました。

 

 

 

話は少し変わりますが、僕は普段、男性向け?の女性キャラのイラストを描いているんですけど、よく「フェチがある絵」が良いと聞きます。


例えばそれはおっぱいの膨らみだったり、タイツの食い込みだったり、色んなものが「フェチ」とされていて、それにすごく違和感がありました。

僕の言い分としては「こう描くとおっぱいの膨らみが柔らかそうに見える」というのはテクニックの1つであって
「フェチ」という言葉に適していないと思っています。

 

僕にとってフェチとは「そのキャラのその部位にしかない特徴」だと思っていて、
巷でよく言われている「フェチ」という言葉と僕が「フェチ」だと思っているものには少なからず乖離がある気がしていました。

 


普通仕事絵で新しいことにチャレンジなんかしないんでしょうけど、今回どうしてもアルランディスさんの絵を良いものにしたくて
今回、僕にとっての「フェチ」を、「イタリアンシェフ・アルランディスのフェチ」というものを何とか絵に入れ込めないかと考えました。

 

そこでヒネり出したのが、前回のアルランディス教授よりもデフォルトのアルランディスさんよりも、ほんの少しだけガタイ良く描くことでした。


色々なシェフ達を見ていて、フライパンを振っているからなのか、鍛える人が多いからなのか、腕がすごくカッコイイなと思ったんです。

 

 

イタリアンレストランにはこんな物が置いてあって、キッチンはこういう風に出来てるという知識だけを入れても今回の絵に近い物は出来たかもしれないとは思います。


けれど僕が描くアルランディスさんの動画イラストは、「俳優アルランディスがシェフの役をやっている」ではなく、「Vtuberにならずにシェフになった世界線のアルランディス」であるように描きたいと思っています。

だからこそ今回の1週間以上かけた勉強は必須だったと今なら胸を張って言えます。


め組のひとを描いたときはVtuberという概念そのものを勉強することに多くの時間を費やしましたが、「理解出来るまで勉強出来る」という所が僕の強みだと思います。

実際それが成功しているのか、失敗しているのかはこれを書いている段階では分からないんですけど、
成功していることを祈ってます!!盛り上がっててくれ~~~~!!

 


アルランディスさんを描くたびに毎回思うのですが、ファミリアランの皆さんは何故か僕に「ありがとうございます」って言ってくださって、優しい人たちに囲まれてるんだなとホッコリします。他のコンテンツで言われたことがないです。

 

前回は本当に多くの方にコメントを頂けて、lack先生もわざわざコメントしてくださって本当に自信になりました。
青ウパ配信との噛み合いが良かったからなのか、ファンアートも多く描いてくださってめっっっっっっちゃ嬉しいです。

 

僕が出来ることは良い絵を描くことだけなので、アルランディスさんの為、関わってくださるスタッフの皆さんの為、そして何よりファミリアランの皆さんの為、毎回毎回死ぬ気で描いてます。



色んな方に見て頂きたいです!!よろしくお願いします!そしてまた描かせてください!!!

 

 

 

1万フォロワーまでの道を振り返る

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1人でカウントダウンして撮ったスクショ

今日とうとう1万フォロワーを達成しました!!!

絵でフォロワーを獲得して、そして仕事を獲得しようという意図でTwitterを始めたんですが、ここまでの道のりをちょっと振り返ってみます。

正直あんまり覚えてないのでかなり適当だとは思うけど、僕と同じように絵を発表している人の一助になればと思います。

あくまで僕の中で1万フォロワーは通過点で、目標はもっと遥か先にあると思っていますが、やっぱり区切りが良い数字なので振り返ってみます。

 

 

 

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フォロワー0人時代~FGOイラコン3でFGO賞を頂くまで

ここまではもう完全に独学です。

僕は大学がタマビということもありそこそこの基礎画力があるのは自負していました。

「PCで絵を描くという行為に慣れていない」ことを一番の問題点だと思っていたので、とりあえずPCで何か絵を描いて出すことだけを意識してました。

本当の最初は僕は某テレビ局で働いていたのですが、そのテレビ局のPCで趣味の絵を描いて、使えるものは勝手に放送してました。

 

この頃は、友人にFGOを勧められて始めたこともあり、迷ったらFGOのファンアートを描くことにしてました。

 

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今見ると圧倒的に可愛くないですね。。。この頃はFav数は多くて20くらいでした。

僕が定義する画力そのものは今と大きくは変わっていないと思いますが、

ヲタクイラストへの理解度が圧倒的に足りていないと思います。

絵をあげて全く反応がないのがただただ辛かったです。

 

 

 

とりあえず描いて、とりあえず上げるという行為を繰り返していましたが、そこでFGOイラコン3があることを知ります。

今まで学んだことを全部ぶつけて、多分2週間くらいかけてこの作品を描きました。

www.pixiv.net

結果はFGO賞でした。

嬉しかったのは嬉しかったのですが、やっぱりTYPEMOON賞が欲しかったです。

今考えると当たり前なんですが、この時点で出来ることは全部やった絵だったのに、TYPEMOON賞が貰えなかったのはすごく悔しかったのを覚えてます。

ただ、「全力で自分が出来る最大火力まで絵を描く」という経験が出来たことそのものがこのイラコンに参加した財産でした。

このへんで大きく成長したとは思っているし、このイラスト自体は今見ても恥ずかしくないものだと思うので、自分の中ではものすごく思い入れのある1枚です。

 

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lack先生の有料配信との出会い~アルランディスさんに仕事を貰えるまで

 

FGOイラコンの少し前くらいから、自分だけの独学で勉強するのを諦めて世の中で売れているイラストレーターさん達の配信を見ることに時間を割くようになりました。

色んな配信を渡り鳥していたのは間違いないのですが、そこでlack先生の有料配信を見つけて、視聴するようになりました。

自分の今の絵柄とlack先生の絵柄は全く違っているので「影響されました!」って言っても「嘘やろ!?」と思うかもしれないですが、

僕が最も勉強したかった「ヲタクイラストにおける画面の作り方」を勉強したのは、今思い返してもlack先生の配信だったと思います。

 

そんなこんなでlack先生の有料配信を見ていたのですが、その中の企画として「lack先生が描いたキャライラストコンテスト」をしていて、それに参加することにしてこの絵を描きました。

 

www.pixiv.net

僕のブログまで読んでくれる人はおそらく知っているであろうアルランディスさんです。ちなみにPixivにある最古のアルランディスファンアートです。

当時はホロスターズが出来てすぐで、僕はVtuberそのものをあんまり見ていませんでした。アルランディスさんのデビュー配信が終わったすぐだった気がします。

この絵を描いた頃のVtuberへの認識は正直「へぇ~~Vtuberっていうのが流行ってるらしいけどこのおじさんの絵が喋るのか~~~」くらいでした。

フレアちゃんでもりりむちゃんでも良かったんですが、男キャラは描く人が少ないから目立てるだろうという完全な打算でアルランディスさんで行くことにしました。

俺は男キャラも描けるんだぞアピールもしたかったですw

 

ただ、アルランディスさんも「せっかく描くならちょっと見てから描くか」ということで、5時間くらいは見てから描きました。

イラコンの結果は真ん中より上くらいの微妙な順位だった気がします。

 

 

このイラコン辺りから1年間はマジで地獄でした。

絵のクオリティは上がっているはずなのに、世間一般で評価されることは1回もなく。

絵の中の何かがウケない要素なんだろうと理解してはいるものの、それを自分で見つけることが出来なかったです。

 

 

 

この頃にDNGのしびらさんから、配信のサムネイルを描いてくれという依頼が来ました。

個人依頼でも、ヲタクイラストで金を貰って描くのは初めてでめちゃくちゃ嬉しかったのを覚えてます。しびらさんからの依頼は現在でも続いており、スケジュールが空いたタイミングで描かせてもらってます。

 

 

ただ、僕の絵の世間の評価は全く変わらず上達している気もせず。

今思い返しても地獄でした。

絵を描かない人生を何回も想像しました。

絵を描くことそのものが辛かったですが、ここで絵を描かないと一生この状況を変えることが出来ないという恐怖感だけで絵を描いていました。

 

 

そんな中、アルランディスさんから依頼が来ます。

kainown.hatenablog.com

いやいやいやいやいやバカかよ!!!!!!!!

このおじさんバカかよ!!!!!!!って本気で思いました。

当時確かフォロワー1000人前後くらいだったと思うんですが、僕が描いた絵で特にバズったものもなく、今の自分に依頼が来たのなら分かるのですが当時の「売れる気配もない絵描き」に描かせてくれた理由がわかりませんでした。この辺の話は上の記事を読んでください。

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この動画のチャットリプレイを見て欲しいのですが、このチャットが僕の価値観を大きく変えてくれました。

 

僕が絵を描いて、喜んでくれる人がいたんです。

 

この絵はすんごい一生懸命描いたんですが、発表されるまでは何なら叩かれることまで想像してました。

この絵が発表されるまで、絵を描いて褒められた記憶は幼少期に祖母に褒められたところまで遡らないと存在しなかったので、めっちゃくちゃ嬉しかったです。

 

僕のイラスト人生を改めて振り返っても、転機はここでした。

アルランディスさんにはこのあともう1作描かせてもらっているのですが、アルランディスさんが僕のイラスト人生を変えてくれたと思っています。

ここで初めて、僕の絵を見てくれる人への意識が出来たと思います。

今思い返してもアルランディスさんは僕の恩人で、将来死ぬほど売れっ子になれたとしても徹夜してでもアルランディスさんからの依頼だけは絶対に断らないようにしようと思ってます。

 

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絵がバズり始める~現在

 

このへんからイラストにたま~~~に数字がつくようになりました。

 

 

kainown.hatenablog.com

 

絵を描いて喜んでくれる人がいるはずなんだという確信は本当に大きかったと思います。

1回数字がつくようになると、言語化出来ないコツのようなものが分かってきました。

 

kainown.hatenablog.com

アルランディスさんにはもう1回描かせてもらえました。

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思い返しても前半はマジで地獄でしたね。。。

死にたいとも何回も思った気がするし、絵を描く意味もない気がしてました。

少しだけど前に進めて良かったです。

 

僕は「絵でメシを食いたい」と思っています。

そのためにこの3年はめちゃくちゃ頑張りました。

 

「絵でメシを食いたい」っていうのは世間から見ると「Youtuberになりたい」とかと同じくらい夢を見てる言葉だと思います。

だからこそ、僕は絵にだけは真面目に取り組みたいです。

夢を叶える為に、これからも一生悩んで絵を描くのだと思います。

いつか夢が叶うことを夢見てこれからも死ぬ気で絵を描くので、もし良かったら応援してください!!!!!!!!!!!!!

 

次に振り返るのは10万人かなと思っていますが、いつか達成出来るといいなぁ。

 

勿論フォロワーが全てではないですが、1つの節目だと感じたので振り返りました。

見てくださって本当にありがとうございます!!!!!!!!!!

これからも死ぬ気で絵を描くんで、見てください!!!!!!!!!!!!

あと何か仕事あったらください!!!!!!!!

クロッキーを2500体くらいやってみた

以前から線画をなんとか上達したいという試み自体はやっていて、ちょくちょく気が向いたときにクロッキーというか写真模写をやってたのですが、少し振り返ってみると結構効果あるな~と思ったのでブログ更新します。

 

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クロッキー始めてすぐ

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最近のクロッキー

どう見ても上達してる・・・と思う・・・・

 

これを1日最低100体くらいやりながら、美術解剖学の本を読んでみたり、

色んなイラストレーターさんや漫画家さんの模写をしてみたり、

どうやって描くと線としてクオリティが上がるのか、そして制作時間が短くなるのかを考えた結果です。

 

 

以前のままでも、修正に修正を重ねれば同じクオリティくらいまでは描けてたと思うんですけど、線を迷いなく描けるようになると制作時間が圧倒的に減るのはメリットだと思います。

A4のコピー用紙にひたすら描いていくわけなんですけど、こんだけ貯まると「やってやったぜ感」がありますねw

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頑張ったぞ!!

これを見て「クロッキーしたら上達するやんけ!真似したろ!!」ってなるのは自由だと思うんですけど、初心者の人にはオススメしません。

僕の場合、元々ある程度の基礎画力があったので人体を簡略化するTIPSのようなものを理解すればすぐに簡略化されたものを描くことは出来たのですが、初心者の人は簡略化された直方体や円柱すら満足に描けない人が多いように感じるので、上達したかったら最初は立方体とか描いた方が良いと思います。

 

最近はTwitterなどでもある程度の数字がつく絵が描けるようになっていて、以前の課題だった「顔」に関してはまぁまぁ描けるようになったと思っているのですが、

そうなると身体の理解がまだまだ追いついてないなと思って始めた試みでした。

 

これが解決した後は、ようやく絵作り等の勉強を始めていこうかと思ってるんですが、まだまだ神絵師への道のりは長いですね・・・

2回目の商業イラストを描かせてもらった話

 

 

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理系イケオジ


ロスターズ所属VTunber、アルランディスさんの歌ってみたのイラストを担当させて頂きました。

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実は前作も描かせて頂いてます。

 

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このブログを読む前に前回の記事を読んでからの方が楽しめるかもしれません。

kainown.hatenablog.com

今回の話を頂いたとき、まずすごく安心しました。

前回のイラストはある程度満足してくださったんだなって。

前回の歌ってみたの絵を描いて以降、あの絵に満足してくれたのかどうかがすごく不安でした。

自分が出来ることを考えて、死ぬほど頑張って描いたことは事実ですが

それと彼が満足してくれたかどうがは別問題だと思っていたからです。

そしてすごく名誉なことだと思いました。

いくら満足してくれたとて、2連続で描かせてくださるとは思ってなかったからです。

 

 

僕は前回のブログでも描いた通り、アルランディスさんのことは本当に恩人だと思っています。

アルランディスさんが僕に自信を与えてくれて、自信がついてからちょくちょく絵がバズるようになりました。

 

ホロライブの方々、そしてウマ娘の絵、FGOの絵など、

あれから色々バズりを経験しましたが、 アルランディスさんに指名して頂けるまでそういうヒットは0でした。

具体的に絵の何が変わったのかは分からないですが、実際に数字が物語っています。

彼の晴れ舞台を彩る人に指名してくれたことは本当に良い経験で、彼のファンみんなが褒めてくれたおかげで 絵を見てくれる人のことを意識出来るようになりました。

 

あれは僕の人生で初めて絵が認められたと実感した瞬間でした。

 

この恩を少しでも彼に返したい、僕に依頼して良かったと思って欲しい、と素直に思いました。

恩を返す為にするべきことはイラストレーターとして1つです。

今回の歌ってみた動画のイラストをとんでもないクオリティにすることです。

 

だからこそ、今回の絵を制作するとき、1つの目標を立てました。

「アルランディスさんやスタッフの方が次も僕に絵を頼みたいと思ってくれること」です。

 

ロスターズの担当の方は毎回僕がクオリティを上げたいがためにワガママを言うので おそらく普段のやりとり以上に打ち合わせに時間を割いてもらってます。

なのに、今まで一度も嫌そうなリアクションはされたことがないです。

ロスターズを盛り上げようという気持ちがビシビシ伝わってくるんです。

 

だから僕はアルランディスさんを含めたホロスターズが大好きです。

やる気がある人と一緒に仕事が出来ることは幸せだなと心底思います。

 

だからこそ、僕にとっても彼にとっても良い絵を描くことなんか前提でしかなくて、

小物が多いのをめんどくさがらずに描くことも当たり前で、

前回の絵よりも良い絵を描くことなんか更に当然で。

 

 

僕がこの絵を描くことによって、どうなって欲しいかを考えたときに一番重要だなと思ったのが

「アルランディスさんと関わってくださったスタッフの皆さん、そして彼のファンに満足して欲しい」 ということでした。

その3者が本当に満足してくださったなら、次もまた思い出して僕に絵を頼もうと思ってくれるはず。

絵を描ける人なんか死ぬほどいっぱいいて僕くらい絵を描ける人なんか無限にいます。

依頼したときに僕より話題性がある人も無限にいるでしょう。

そんな中、僕を選んでくださったんだから、それには誠意で、真面目に、真摯に応えなければならないと。

その誠意は、イラストレーターとして質と量で示すべきだと。

 

だから出来る限りの時間をかけて、本気で描きました。

動画に出てくるピザとか銃も僕が描いてます。 告知用イラストも描きました!

今の僕に出来る自信作です。

是非見てください。楽しんでください!

僕はまだまだ良い絵を描けるようになっていく予定なので、また描かせてください!

1万favを超えてみて思ったこと

先日投稿したイラストが初の1万favを超えて、2.7万Favを達成しました。

絵1枚で1万favっていうのはひそかに目標にしていたもので、達成したときは嬉しくてスクショしました。嬉しい。

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足を向けて寝れない女神、星街すいせい様

このイラストを描くとき、今までのイラストとは全く違う場所で頑張ってみようと考えていました。

今回話したいことでもないし、説明するとめっちゃ長くなるんで説明はしないですけど、興味がある人はTwitchで配信してるときにでも聞いてください。

 

このイラスト、投稿したときから初動の伸び方が明らかにいつもと反応が違っていて、#ほしまちぎゃらりータグの力も勿論あるのですが、これはすいちゃんがRTしてくれなくても3000~4000favくらいはいけるかもしれないな~とか考えていました。

3000~4000favは僕の規模でいうとめちゃくちゃ大ヒットです。

そんなことを考えていると、2200いいねから数字が更新されて4000いいねになりました。

最初はTwitterが壊れたと思ったのですが、その原因がすいちゃん本人のRTでした。

すげぇ・・・すげぇよすいちゃん・・・

それからはものの数時間で1万favまでまっしぐらでした。

49.2万フォロワーの力を見た気がしました。

絵を見てfavする人っていうのは、全体から見るとめちゃくちゃ少数なんで母数が多いとこれだけ変わるのかっていうのを改めて実感・・・

 

 

僕はRTの価値は誰がRTしてくれても、フォロワー数どうのこうので扱いを変えたりはしません。

1人の人間に「これを共有したい!」と思わせられるくらい刺さる絵が描けた、ということ以上の意味も、以下の意味もないと思ってます。誰にRTされても名誉なことだと思います。

目先の数字を追うより、誰か1人に如何に深く刺さる絵を描けるか?の方が大事だと思っています。(と言いつつも目先の数字も欲しいのでRTいいねはしてください)

それでもやっぱり「星街すいせい」というテーマで絵を描いて星街すいせいさんご本人がRTしてくれるのは本当に嬉しいです。

単純なファン心理?みたいなやつかもしれません。そもそも好きだから描いてるわけで。

(フレアちゃんとししろんもRTしてくれたことがあるんですけど、そっちも勿論めっちゃ嬉しかったです)

 

 

 

僕にとってとりあえず1枚何でも良いから1万favというのは1つの目標でした。

絵を見ていて「なんじゃこりゃ!すげえ!!」って思うような絵は大体1万favを超えていて、1万favをコンスタントに叩き出せるようになることは2年前お絵描きアカウントを作ったときの目標です。

 

実際今回達成出来て思ったことは「これ・・・完全にすいちゃんのおかげじゃね?」でした。

仮にすいちゃんご本人のRTがなく3000Favで終わっていたとしても#ほしまちぎゃらりータグをつけている時点ですいちゃんのおかげなんですけどね・・・

もっと「ガハハ!!!俺の絵はすげえだろ!???」みたいな感情が沸いてくるものかなと思ってたんですけど、出てきた感想は「すいちゃん・・・いや・・・星街すいせい様ありがとぉ・・・ありがとぉ・・・」でした。

 

やっぱり1万favはオリジナルで取らないと自分の力で取ったとは言えなさそうなんで、いつの日かオリジナルで1万favを取れるように努力していきたいと思います。

 

すいちゃんのおかげでフォロワーも爆伸びして、目標の年内1万フォロワーに大きく近づいたんですが、僕が集めたいのはホロライブのファンじゃなくて僕の絵が見たいという人なんで仮にフォロワーが減ることになっても色んな絵を描いていきます。

 

仮に僕が「ホロライブは人生より大事!!僕の絵より大事!」と思っていたとしても、それを叶えるならホロライブを知らない人に訴求出来る力が必要だと思いますし。

何のコンテンツを愛するにも僕には影響力が足りてなさすぎるんですよ。

 

色んな意味で「kainownという絵描きがいるんだよ」ってことを知ってもらう段階なんですよね。多分。色んな絵を描いて草の根活動を頑張っていこうと思います。

 

 

今月は少し依頼してくださった絵があるので、それが終わったらししろん描こうかな~~って言いながらFGOの絵を描いてるかもしれないんでその辺は話半分で聞いててくださいw

絵が良くならない原因が何かという話

最近しびおじにこの絵を描かせてもらいました。

 

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覚醒を感じた

この1枚は自分的にすごく気に入っていて、自分の中で何か一つ階段を上がった気がした絵でした。

 

今までの絵になくて、この絵にあるものって何だろうってずっと考えてたんですけど、自分の中で答えが出たのでブログを書いてます。

 

絵は基本的に、形、色、構図の3つに分類できると思っています。

最近は特に空間を感じる絵を意識して描いてたんですけど、空間を表現するために必要なのってパース(つまり形のスキル)の比重が大きいと勘違いしていました。

当たり前なんですけど空気遠近法というものがあるので、「色」でのアプローチも必要なんですよね。

 

色のアプローチとして「ハードライトでライティングを意識する」だったり、

「乗算で色をコントロールしやすいレイヤー構成にする」だったりは色々試していたのですが、このアプローチだけで満足していたのがそもそもの問題でした。

どっちも正しいアプローチだと思うのですが、僕が意識していなかったのは「その結果出来た色は本当に正しい色なのか?」という思考がすっぽり抜けていました。

例えば、「黄色の服に青色の光をあてたときの透過光は本当にその色なのか?」みたいな検証が足りていなかったことです。

簡単に言うと色のミスをしていました。

 

形のミスは割と目が肥えているので見た瞬間にある程度はわかるんですけど、色のミスに関しては意識してすらいなかったです。

白黒にしたときの方が絵が良いと感じる場合、かなりの確率で色を間違っているということですね。

 

 

ハードライトだったり、加算発光だったり、覆い焼きだったり、色んなレイヤーモードがありますけど、おそらく僕はそれに振り回されていたんですよね。

塗りたい色が頭の中にあってレイヤーモードはそれを出力するための手段に過ぎないはずなのに、レイヤーモードに頼って色を作るとそりゃ失敗するよなと。

色のミスは「デッサンが狂ってる」「パースがおかしい」なんていう指摘する言葉がないのも指摘されにくい要因なのかなと。

 

近い言葉に「ライティングが甘い」っていう言葉があるんですけど、それにすごく違和感を感じていました。

多分この言葉には意味が2種類あるんですよね。

 

1つ目は「この絵のコントラスト上げる場所(絵の見せ場)はそこではない」という意味。

グレースケールにしても確認出来て、絵の見せ場そのものを作者が掴み切れていないという意味です。当てる光が弱い等もこちらに含みます。

光を当てる場所そのものが間違っているってことですね。

 

2つ目は「光を当てる場所は合っているが、色の脳内演算が出来ていない」という意味。

グレースケールにして絵の魅力が上がったと感じるのはこちらが原因ですね。

 

今回この絵が初めて自分の絵で「温度」を伝えることに成功した絵だと思っていて、それが伝わったのは白色のキャラクターを描いたので色の脳内演算が成功したからだと思ってます。

白色以外のキャラだとそれが出来る自信はまだないです。

色彩学とか、カラー&ライト等の本で解決していくものなのかなぁ。

個人的にカラー&ライトは光を当てたときの事象の説明を羅列したものだと思っているので、後者を考える際には良さそうですね。

 

「良い絵」「好きな絵」と言われる絵への道は長い・・・

 

2021年の目標と2020年の振り返りの話

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あけおめ

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

まず2020年の振り返りから。

去年の年初に描いた絵がFGO楊貴妃です。

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これです

1枚1枚振り返りたい気もしたんですけど、とりあえずこれを見て

「上達してて良かった~~~!!」と思えました。

1年間頑張って良かった。。。。

 

クロッキーをやったり、石膏デッサンをしたり、背景の写真模写をしたり、画面構成について勉強したり、思いつく限りの努力は大体やってみてその都度効果があるかどうか、どういう意識で練習すれば効果が出るのかなどすごく考えました。

現在は写真や実際の人物や風景など、とにかく何でもなんですが、何の情報を拾って絵に落とし込めばウケの良い絵になるのかという点を重視して練習しています。

 

どの情報を拾うかという取捨選択や、選んだ際に画面に反映するにはどうすれば良いのかというのは結局デッサンと画風の研究なので、一周回って普通の練習なんですが意識次第で絵が変わっていくのが絵の面白いところだと思っています。

 

中々すぐに上手くなるということはないんですけど、適度に焦りながら少しずつ進めてきたのかな。

 

 

 

2020年は途中までFGOメイン、途中からホロライブメイン、最近またちょいちょいFGOという感じでしたね。

 

FGOは作品自体が好きというのも勿論あるんですけど、去年は敗北してしまったFGOイラコンが次に来たときは絶対にTYPE-MOON賞が欲しいというのもあって

FGOという作品自体をより好きになって、より深く普段から学んでおこうと思っているので、今後もずっと描いていきたいです。

次の絵は村正かなと思ってます。

(余談ですが久しぶりにクリスマスイベントで虹リンゴを割って周回しました。キャストリアシステムで周回そのものが以前より面白いです)

FGOイラコンは僕にとってのM-1なので、開催されるのであれば本気で参戦します。

 

 

 

ホロライブの絵は10月くらいからメインに描き始めました。

・ホロライブ自体の勢いがすごい

・配信を見たときに「人が多い配信」であるが故の他では楽しめない面白さがある

・アートタグを見ている人が尋常じゃないくらい多く、多くの人から反応をもらえるのでウケが良い画風なのかどうかの精査が出来る

 

などなど描き切れないくらいの理由があって見てて面白いと思ったら描くようにしてます。

ころさんとかも描きたいとはずっと思っているんだけど、シチュエーションが思い浮かばないので中々着手出来てないって感じですね。

自分の絵の方向性的にはノエルさんが合っているのかなと思ってるんですけどどうなんですかね。

 

 

9月ごろ、キャストリアとアビゲイル(夏)がまぁまぁバズってこの頃に1000フォロワーを超えました。現在はジワジワ伸びて2313フォロワーです。3ヵ月で1300人増えたのって自分から考えるとほんとすごい。。。。

 

目標として掲げているのは10万フォロワーなのでまだまだ遠い道のりなのは間違いないんですけど、2313人もの人に絵を見て頂けたのは嬉しいです。

僕は「賞賛」をモチベーションに絵を描くタイプの人間ではないですが、賞賛されると素直に嬉しいです。

最近は特に絵にコメントをくださる方も増えていて、去年の今頃と比べると明らかに絵の評価が変わってきているのを感じています。

いつも応援でRTしてくださっている方々、本当にありがとうございます。

今年は1万フォロワーを目指して1歩ずつ確実に歩んでいこうと思います。

本気で絵を頑張っている人がいるということを、こんな絵を描いている人がいるということを、もっと多くの人に知ってもらいたいです。

このブログまで読んでくださるような稀有な方々はかなり濃いファンな気がするので、これからも応援よろしくお願いします。

 

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依頼ではDNGのしびらさんからサムネの制作を4回頼んで頂けました。

しびらさん(通称しびおじ)は別に発注のプロでもないのにどんな絵が欲しいかが明確で、純粋に絵を見ることを楽しんでくれているところがあって頼んで頂けて素直に嬉しいです。

毎回自分では描かないシチュエーション、キャラを提案してくださって1枚1枚描いていて勉強にもなります。本当に感謝しています。

今後も頼んでくれそうなので、定期テストみたいな心持ちで毎回本気で描かせてもらおうと思ってます。

自分の絵に需要があるということを思い出させてくれるのも嬉しいです。

「金を払ってでも僕の絵を見たい人がいる」という事実は本当に自信になります。

 

 

商業デビューも果たせました。

散々ブログでは書いたのですが、アルランディスさんのことですね。

彼には何度言っても足りないくらいの感謝しかないです。

最近また彼のチャンネルページを見ていて、自分の絵がサムネになっているのを見て「これ、僕の絵が公式みたいに見えて勘違いされちゃうなぁ。。。あ、公式なのか!?」という謎の思考に襲われたくらい実感がないです。

背景に潜り込ませたロベルさんやオウガさんもいつか描きたいですね。

 

 

 

少しずつ、本当に少しずつではあるのですが、前に進んでいる気がします。

僕の絵はTCGにめっちゃ向いているかと言えばそうでもなく、本の装画に向いているかと言えばそんなこともない気がして、どういうジャンルの仕事が向いているのかすごく迷っています。

もしも僕の絵に興味がある発注者の方がいらっしゃるなら、製本されたポートフォリオとPDFのポートフォリオがありますので、是非ご連絡をくださればと思います。

 

今年の目標は

・1万フォロワー

・商業依頼を何回か請ける

FGOイラコン5でTYPE-MOON賞を取る

の3つです。

 

正直達成出来るかどうかわからないくらい難易度の高い目標ばかりですが、真摯に1枚ずつ取り組んでいこうと思います。

1枚ずつ本気で描いて、課題を確認して、勉強して、時には辛い思いもしながら歩んでいった先にしかないものだと思うので必死に頑張ります。

RTやいいね等いつもありがとうございます。

改めて今年もよろしくお願いします。