kainownの絵について思うこと

色んな発見を書き留めておく

絵における努力に対するフィードバックを得られるまでの時間

1月になってから絵を3枚描きました。

週1枚をノルマに描いています。

まぁまぁいいペース。

 

今回エレシュキガルちゃんを半年ぶりに描いたんですけど、かなり進歩が見えた気がして内心ほっとしました。

 

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直近のエレちゃん

https://twitter.com/kainownill/status/1220130263964872704

もしもブログだけ見てる人がいたらいいねとRTをしておいてください。

これ、バカにならないくらいモチベーションになるんですよ。

 

 

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夏コミのエレちゃん

書き込みの精度が上がっているのを実感出来ました。

画面構成力があんまり上がってない気がするので、そのへんを鍛えるのが今後の課題ですね。

現状描きたいものを優先してしまっていて、伝えたいものを後回しにしている傾向があるので、そのへんの意識改革の必要性を感じています。

絵はあくまで「言葉よりも簡単に何かを伝えるコミュニケーション手段」ですね。

文字がいくら上手に書けていても、書いてる文字が「ちんちん」とかだと意味があんまりないのと同じっすね。

どんなにいい絵を描くスキルを持っていても、いい絵の構図を覚えないと良い絵にはならないと再度実感。

 

 

で、タイトルの話なんですけど。

絵って努力のコスパはかなり悪いものだと思うんですよ。

一部の天才はさておき、努力してもほんの少ししか上達しないし、毎日絵のことばっかり考えてるヤツが半年頑張ってようやくこの程度の上達です。

なんなら半年前のエレちゃんの方が好きっていう人もいると思います。

オマケに頑張ってもそれほどチヤホヤされないしドヤ顔も出来ません。

インターネットは怖いところで簡単に上には上がいることが分かるし、無差別級の画力で僕を殴ってきます。

 

何回かブログで書いているのですが、絵はゲームと似ています。

ゲームの場合、何かしらで脚光を浴びたければスタートダッシュをすることが必須です。攻略速度の速い先行逃げ切り型ゲーマーは色々な人の注目を集めます。

他の普通の人たちも努力をすればするだけゲームのことを理解出来て、やればやるだけ上達していきます。

努力のコスパが良い、努力に対するフィードバックを得られる時間が短い状態です。

 

ですが、そのゲームが成熟してくると新規参入をするハードルはどんどん上がっていきます。

そのゲームの定石が多数開発され、その定石を知らないというだけで勝てなくなっていきます。つまり後発はスタートダッシュをした人に負け続けるわけです。

 

ここで注意しなければいけないのは「定石を覚えさえすれば勝てるようになる」わけではなく、「定石を覚えて初めてスタートライン」というところですね。

スト4のしゃがグラが一番わかりやすい例えかも。

先行組は定石を1つ開発するだけで優位に立つことが出来たのに、後発組は今まで開発されてきた定石を全て覚えてからがスタートラインです。

努力に対するフィードバックを得られる時間が長く、努力のコスパが悪い状態です。

 

話を絵に戻します。

絵に関しても、こういった定石は多数あると思っています。

デッサンだったり、美術解剖学だったり。

ヲタク系イラストに限ったとしても何よりゲームとは訳が違うレベルで歴史があります。

なので本来は新規参入のハードルがすごく高いジャンルのモノであるはずなんですよ。

 

なのにツイッターとか見てるとすごく若い人たちが続々と絵を描いている。

これはどういうことなんだと思っていて、ふと思い至ったことがありました。

僕はそもそもゲームに対してもガチ寄りで、勝ちたくてゲームをしていました。

絵に関してもなるべく評価されたいです。

けど、ゲームもそうなんですけど大多数の人たちは「やってるだけで楽しいからやってる」んですよね~。

 

そういった人たちに対するガチ思考の押し付けはしないようにしようと最近改めて思ったのです。ただのウザい人に成り下がるもんね。