良い絵と良く描けてる絵が違うという話
半分愚痴の記事です。
突然なのですが、僕はそこそこの美大を出ていて現在仕事で専門学校でデッサンの先生をしているということもあって、デッサンに関してはまぁまぁ出来ると思うんです。
(もちろん上には上がいるんだけど)
そんなこんなで、僕の絵はまぁまぁ見栄えの良い絵になっていることが多いんじゃないかと思います。今まで勉強してきて、そして時間もかけて絵を描いているので当然といえば当然なんですけど。
けど、最近当たっている壁として「良く描けてる絵」という評価で止まってしまい、「良い絵」という評価になれないという悲しい現実があります。
僕が考えている”良く描けてる絵”は「デッサン的な狂いがそれほどなく、違和感なく画面が構築出来ている絵」で、
”良い絵”は「何か新しい価値観を提供してくれるような絵」になってるんですけど、FGO賞を頂いたマシュ、コミケの表紙に使ったエレシュキガル以降、特にイラストとしての良さが増えていないなぁと痛感しているんですよね・・・
https://www.pixiv.net/member.php?id=1178854
(絵はここから見てね)
良いと思う絵は勿論人によって違うものなのですが、僕が良い絵と感じる絵の共通点として
・構図が決まっていること
・自分にない発想で描かれた絵であること
の2つがあるのですが、中々何を勉強したらそういうものが生み出せるのか分からず、色々な本を読んで勉強している最中です。
今思えば、エレシュキガルは個人的な推しキャラなので「こういうエレシュキガル可愛いでしょ!」という価値観の提示が自分の中にあったので上手く絵が描けたのかもしれないけど、そこまで他のキャラに愛情がないので”良い絵度”が下がってしまっているのかもしれない。事実pixivやtumblrなどでの評価もエレシュキガルだけが高かったりします。
デッサンが上手くなるとどんな絵を描いてもある程度のレベルで成立させることが出来るようになって大きくプラスなことなんだけど、それとは別に何でも愛せるビッチにならないと僕が定義する”良い絵”が描けないなと思います。
特に顔に興味が薄いので、もっと顔をイケメンに美女に描けるようにならないとですね・・・頑張ります。